こんにちわ。東和不動産一級建築士事務所HATTSAKUです。
すいません。バタバタな毎日を理由にブログ更新できておりませんでした。
2月中旬から3月初旬に向けての報告を室内と外構とに分けてダイジェスト報告します!!
【2月中旬】
H様邸は田畑が広がる北側にお庭があるので、南側は道路いっぱいに建物を詰められました。
大通りの抜け道でもある道路。南側に本来お庭を持ってきたいところですが、こども達がお庭からスッと飛び出すのも危ないですし、
道路からの視線も気になるということで南側に建物を寄せて、大きな窓で室内に光を届ける設計になっております。
しかし、道路に寄せているので車の行きかいで建物にぶつかってきては危ない。また大きなトラックが足元ばかり注意して庇に
ぶつかっては危ないという心配があったので、道路と敷地の境を20cmほどブロックであげてタイル張りにすることになりました。
門柱は建物の顔。玄関前に道路と平行に配置することにしました。
【1週間後】
目地はまだですが、タイルは完成!!
道路と側溝を挟んで、敷地が20cmほど上がっております。
これでトラックや車が簡単に間違って建物に突っ込んでくる心配がなくなりました。足元の段差を気にすれば
庇に当たることもないです。
タイルと建物の間に砂利を敷く計画となっております。
袋に入っていても大きさが違うのかな?くらいしかわかりません。
出してみると同じ石なのですが、大きさが違うことにより、印象が変わってきます。
大きくなるにつれて、オレンジの中に混じっている白っぽい石の印象が強くなってきます。
あまり小さすぎるとお住まいされてから、歩くたびに足に石があたって飛んでいってしまいます。
今回H様はオレンジの石のイメージでしたのでいろんな意味で中間の大きさのものをご提案しました。
南東側は駐車場の奥を砂場スペースにしてこども達が遊んでも道路に急に飛び出さないように。また道路からも良く見える位置なので
車側からも注意できるように。
【2日後】
門柱完成!!ビローンと何本も伸びているのは電気の配管です。さてさてどんな照明がされるのでしょうか?!
駐車場と道路沿いのタイルの境目。
こういったデザインや用途の境目をどうするか、いつも現場監督&職人さんと現地で考えます。
駐車場の雨水は自然と側溝に流れるように地面に勾配を取らなければなりませんので道路に向かって傾斜。
しかし道路沿いは20cmタイルで上げてしまいました。
もちろん、設計段階で計画済みです。内側砂利部分をブロックで仕切って、そのほかの部分を傾斜。
駐車場への出入り口となる部分は隅きりして、車が出やすいようにデザイン。
言葉では説明難しいですね。また完成したら写真をアップさせていただきます♪
建物を挟んで西側にはカーポート設置完了。
建物が塗り壁の深みのあるグリーン、サッシ枠がブラックなので、ブラックが落ち着くかなとH様と打ち合わせで
お話しましたが、「これ以上建物にあわせていくと印象が暗くなりそうだから、ナチュラルシルバーでスッキリ明るく!」
なるほど。ということでナチュラルシルバーのカーポートとなりました。
家族の憩の場となるようにコの字庭(北側)にはウッドデッキ。
そして玄関のアプローチにはH様こだわりの大谷石。
オレンジや茶、黒の粒粒が混じって、光の当たり具合によって全体が薄いグリーンにも見える。
サッシ窓で言えばLow-eガラスのような…。美しい。
これが玄関に据えられたら、塗り壁と無垢の木の外壁との相性もバッチリ。楽しみです。
いい点ばかりではなく、少し他の石より欠けやすかったりというデメリットもしっかりお伝えしましたが、
使えば使うほど味が出る石や木をお好きなH様は
その部分も住みながら楽しみたい!と笑顔でお答えいただきました。
建物外観&エクステリアは奥が深く、ただただかっこいいデザインを表現するだけでは、
トータルいい表情の外観になりません。
やはり街並みに合うデザインで、街といいお付き合いのできるデザインでないと、変に浮いた印象の家になってしまいます。
エクステリアのデザイン設計は、お施主様のご希望はもちろん、建物の室内とのバランスも考え、街の一角(=街)を造っている
という意識でご提案しております。
エクステリアのブログ後半はまた次に書かせていただきます。
そしてH様邸完成見学会が決定しました。
3月10日、11日。10時から17時まで。
お問い合わせはPanasonicリフォームClubリファイン栗東 0120-246-211まで