こんにちは。
株式会社東和不動産 一級建築士事務所 デザイン企画課ふなきです。

建築日記 第3弾!
今回は大工工事の様子をレポートします。

↓これまでのレポートはこちら
・第1弾 ~地鎮祭編~
・第2弾 ~上棟編~

「平屋住宅の"メリット&デメリット"について」
もご紹介しますので、お見逃しなく♪

目次

 

 建築日記~大工工事編~

湿度が高くムシムシした日が続いてますが、
着々と大工工事が進んでおります。

↑今回の建物は店舗ですので、
玄関ドアの変わりに、大きな店舗用のドアが付いております。
両開きの大きなガラス張りのドアはインパクト凄いですね♪

床は現在は土間の状態ですが、
工事が進んでどんな仕上げになるか楽しみです。

↑玄関の上を見上げてみると木目調の軒天が貼ってあります。
かっこいいですね( *´艸`)
大屋根の軒天も同じ木目調で統一感アップ!

↑中に入ってみると大きい空間が2部屋あります。
どちらの天井も梁や火打ちが見えるデザインになっています。
天井もめいっぱい上げて平屋ならではの勾配天井です。
天井が高いと空間が大きく見えて素敵です!

↑北側の奥の方に行ってみると
床から管が2本ニョキっと、これは排水用の管です。
左がトイレで右が給湯室のシンクの排水です。

↑これから外壁が貼られていきます。
「何色の外壁だろう」ワクワクしながら、引き続きレポートお楽しみに♪

 平屋住宅の"メリット&デメリット"について

人気急上昇中!?の平屋住宅って
そもそもどんなメリットやデメリットがあるの?
という疑問は当然知りたいところ。

主婦である私が思うメリットとデメリットについてご紹介します。
前回のレポート「平屋住宅で気を付けるポイント」は
間取りや工夫で対処できますが、
今回のデメリットは「必然的にそうなってしまう…」という項目です。

【メリット】

効率よい動線をつくりやすい

1階だけで家事や生活ができるので、効率のよい動線計画が立てやすくなります。
前回のレポでもお伝えした通り、洗濯物や掃除、片付けなどの家事動線は
間取り次第で効率的に行うことが可能です。
「物干し場」⇔「洗面所」⇔「ファミリークローゼット」⇔「キッチン」を
繋げてみれば一直線上で家事が完了します。なんて羨ましい…(笑)

構造が安定する

2階が無いということは1階の柱や梁にかかる負荷(重さ)が少ないということです。
耐震性は高まりますし、「ここにどうしても柱がいる~…」という
2階建てプラン作成中のジレンマは少なくなりますね。

勾配天井で天井高アップ

LDKや居室で天井を上げれば開放感のある空間が作れます。
天井を上げることで高い位置に窓を配置することができるので、
自然光も取り入れやすくなります。

ロフトで自分だけの空間が作れる

ロフト(天井高1.4mまで)は2階建てには該当しません。
寝室に設ければ趣味部屋、子供部屋に設ければ秘密基地になりますね♪

【デメリット】

建物の坪単価が高くなる

1階にすべてのお部屋がある平屋は、「基礎」も「屋根」も
2階建てに比べ大きくなります。
同じ延べ面積の2階建てと比べて坪単価が上がってしまうのは、避けられません。

税金が高くなる

例えば、同じ延べ面積の平屋と2階建てのお家を比べると
平屋の方が大きい土地が必要になります。
土地が大きいということは、「固定資産税」が高いということ。
案外見落とさせがちな固定資産税ですが、
私は毎年請求が来るたび、「ヒィ~」となってますので(←私の家は2階建てですが…)
土地探し中の方は頭の片隅にでも置いておいていただければ…

※延べ面積…すべての部屋の合計面積
(バルコニーや外でも壁や屋根で囲われているなど、
 場合によっては延べ面積に含まれる可能性があります。)

次回のテーマは、
「建築日記~外壁編~」
「平屋住宅の防犯対策」です!

それでは、次回のレポートもお楽しみに♪